業務委託美容室の出店相談が激増中の理由

最近の美容室出店相談の多くは、業務委託美容室です。

本当にめっちゃ多い!

特徴的な事は、ほとんどが20坪以内というサイズ感。

 

スケールメリットありきのビジネスモデルの様に以前は私も考えていましたが、仮に30坪の業務委託美容室をオープンさせるより、15坪を2店舗といった感じの戦略を皆さん考えているようですね。

 

その主な理由は、金銭的なリスクや不安ではなく、美容師求人なのでしょう。

 

30坪1店舗と、15坪2店舗では、多くのケース30坪1店舗の方が融資総額が低い場合がほとんど。

けれど、サイズ感を小さくし金銭的なリスクを背負ってでも、小さめな業務委託美容室を出店するという事は、今の美容業界の求人状況が分かっているからこその判断という面と、もうひとつ大きな要因があります。

 

業務委託美容室へスタイリストの流失

 

この理由は大きいと感じている美容室社長も多いかもしれません。

 

「業務委託美容室へのスタイリスト流失」

 

新卒採用から育て上げたスタッフも、中途採用のアシスタンも、スタイリストデビュー間もない内に、業務委託美容室への転籍の話をよく聞く。

 

「うちはスタイリストにして卒業させる養成所じゃねーんだよ!」とご立腹の美容室社長もいました。

 

この状況、都内でもよく聞く話ですが、実は地方の美容室では本当に大問題化している気がします。

 

業務委託美容師の報酬(収入)は全国同等

 

日本の最も賃金が高い東京と、地方の賃金の格差がある中で、業務委託美容室の報酬割合(%)は、全国的にほぼ同等です。

地方は報酬割合が低いなんてことはあまりありません。

そうなると、地方の業務委託美容室のスタッフは、東京と同じ報酬割合だとすれば、売上次第では同等の収入が得られる事になりますからね。

 

お金の面だけではありません。

 

美容学校時代の同級生は既に売上を上げている

 

これだけアシスタント不足、若いスタッフが少なくなったと言われると、仮に新人採用が予定以下だった場合、デビュー間もないスタイリストは、営業時間のサロンワークは結局アシスタントの仕事がほとんどだったりすると、ちょっと気が滅入ってしまうらしいのです。

 

そして、美容学校時代の同級生が業務委託美容室で働いていると聞き、すでに売上を上げているという話まで入ってくるそうです。

美容室社長や店長クラスのスタイリストからすれば、何言ってんだよもっと練習しろ!と言いたい気持ちがフツフツとあるでしょう。

 

若いスタッフの業務委託美容室への流失は、収入の面、入客の面、美容学校時代の同級生からの話、この3つが多いそうですが、中には「自由」を間違えた解釈で業務委託美容室に行くスタッフもいるかもしれませんね。

 

業務委託美容室なんて

 

2年前3年前までは、業務委託とかヤバイんでしょ〜?なんて相談はありました。

スタッフ同士が全然手伝ったりしないでドライなんでしょー?

お店めちゃくちゃなんじゃないのー?

材料代とかヤバイんでしょー?

 

2年前3年前までは、こんな話もよく聞きました。

業務委託はないなー。

業務委託は業界をダメにするよねー。

スタッフが可愛そうだし、もう成長ないじゃん。

 

美容室の社会保険って話はどこへ

 

しっかりした美容室に就職し、社会保険完備で休みもしっかり取れて、無料で教育まである現代の美容室。

売上に関わらず、収入面のリスクは最小化され福利厚生も万全だという事は、雇われているメリットは大きいはず。

 

それでも業務委託美容室への流失が起きるとなると、美容室社長の次なる戦略は。

 

業務委託美容室の出店理由

 

もはや時代の流れ、業務委託美容室の出店の流れは、あと2年か3年程度は続く気配がありますかね。(予想屋じゃありませんがw)

 

業務委託美容室の出店は、どうしても出店したいという感じではなく、スタッフの働き方の延長線上に自社でも業務委託美容室の出店をしようと考えている美容室社長が増えてきました。

 

業務委託美容室の出店そのものがビジネス的な感覚が薄く、どちらかといえば離職防止策の一環の様な立ち位置で出店すると、なかなか上手くいかないケースも目にします。

 

私のとこへの相談はたくさんありますが、業務委託美容室の出店を考えるならば、どうせなら超しっかりやった方が良いですよと伝えています。

 

スタッフの離職防止ならローリスクローリーターン

 

目的は出店するという事ではなく、業務委託美容室をスタッフに経験させる場であれば、居抜き美容室を探してコストもできるだけ掛けずに出店するという方法もあるでしょう。

 

HPBのような集客媒体のプランも低めで、「この価格なら来るでしょう」と考えていると、集客も結局パッとしないことが多い気がします。

 

その結果、もっと入客できるキレイな業務委託美容室へ転職するという最悪のケースになりかねません。

 

もし居抜き物件が目についた時は、その場所ならどうしてもやりたいと思う物件ならアリだと考えています。

コスト面を気にして、ローリスクで始めたいから居抜きという考えだと不安が残ります。

 

業務委託美容室をやるのも本気で

 

業務委託だから。

もうこの言葉は通用しないと思います。

 

私の過去記事にあります「美容師業務委託契約書」をしっかり締結するのも当然ですが、「脳」を切り替える必要もあるでしょう。

 

より外資系的な脳に切り替えるというか、今までの経験値や先入観は一旦隣に置いておく必要があると思います。

私との打ち合わせでは、「どうやるのか?」の前に、「思考」を切り替える為の打ち合わせをすることがほとんどです。

 

美容室社長OSHINOBIセミナー「業務委託美容室」では、そのあたりの話をしています。

参加した美容室社長の皆さんから、こんな声が上がっています。

「ヤバイ、全然発想が違う」

「スゴいねこの内容」

「俺にはできねー」

さまざまな意見、賛否両論があって当然でしょう。

 

業務委託美容室をレップではやらないの?

 

「シタミチさんは業務委託やらないの?」なんて事も聞かれますが、弊社が保険を担当している美容室のお客様は皆さんが想像している以上に、ほとんどの駅のどこかの美容室と関係しています。

まさか、弊社が美容室の出店をこっそりでも行って、弊社のお客様の迷惑になるような事は一切行いません。

 

私や弊社の営業担当のお客様が出店を考え、その美容室の成功を全力でサポートする事が弊社のビジネスです。

 

しかし、コンサルティング会社ではないので、相談料や顧問料の様な費用を頂かないところが「怪しい」と思われる事もありますが、弊社は保険の代理店ですから、保険を担当させているお客様への付加価値だと考えているのです。

 

美容室社長からご指名いただいた時には全力で本気です

 

インターネットで情報を集めるのも、知り合いや先輩や後輩に業務委託美容室を経営されている方に直接話しを聞くのも良いですね。

 

その中で、わざわざ私達にご相談いただくからには、手ぶらでは帰しませんw

 

個人情報的な、弊社に関わりのある美容室の詳細な情報はお出しできませんが、場数と経験値は違うでしょう。

弊社が関わるとなると絶対に成功して欲しい。

 

その為に時には失礼かもしれませんが、厳しい意見をお伝えする時もありますし、ちょっと難しいなと思ったり、美容室社長の脳が切り替わらないなと思った場合は、生意気ですが勇気をもって止めます。

 

お前にそんな事言われる筋合いはないと思われるかもしれません。

 

お互いにビジネスですし本気です。

お互いに人生を掛けていますし本気です。

お互いにスタッフを抱えている責任があります。

 

業務委託美容師の求人は他と何が違うかを明確に

 

日本全国、全業種で人財難です。

求人難は美容室に限った事ではありません。

 

雇用系の法人美容室で社会保険完備という単語では、すでに差別化要因にならなくなりましたよね。

3年前位前までは、社会保険完備は少し追い風だったかもしれません。

 

業務委託美容室でも同様です。

フリー40%、指名50%。

どこの業務委託美容室でも、この数字に近い感じがします。

中にはちょっと見栄えを良くする為に、60%・70%・80%と書いてある業務委託美容室もあります。

 

お祝い金も同様ですね。

美容師求人サイトでは一般的なこのお祝い金という名目。

30日経ったらお祝い金を支払います!みたいな。

31日目から来なくても良いわけです、業務委託契約なので。

 

では、どの様な差別化要因が有効手段なのでしょうか?

 

美容室社長OSHINONBIセミナーで話している事

 

業務委託美容室の出店目的が、離職防止だとあまり上手くいかないと先ほど書きました。

目的が重要だと考えています。

その手段が、業務委託美容室の出店であれば、事業計画が成り立ちます。

 

業務委託美容室を出店する目的は?

 

成功させる事は簡単ではないですよ。

私が担当している業務委託美容室は、それ相応に苦労もしています。

仕事ですから、楽しい事ばかりなはずはありませんよね。

 

美容室の社長として、何を選択し、どの目的で、どの様な手段でそれを実現するか?

 

未来は自由で自在です。

 




美容師の求人動画サイトCM&JOB

ABOUTこの記事をかいた人

下道 勝

美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社、美容師求人動画サイトCM&JOBを運営する代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で日々更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。