法人美容室を個人事業に戻すかどうかの相談@埼玉美容室

美容室を法人経営を続けて10年以上。

現在とても悩んでいるとの事で、会ってきました。

 

そのお客様は私がソニー生命時代のお客様で、現在でも保険の担当をしています。

 

美容室のあり方、雇用のあり方、働き方改革とは少し距離のある相談悩みが今回で、10年前とは違う環境、最低賃金の上昇、福利厚生に対する従業員の意識変化と、めまぐるしく変化する時代にどう対処するか。

 

東京の中心地とは違う美容室のあり方

 

データを見ると、全国で美容室は約25万店舗〜26万店舗でしょうか。

美容師免許取得者が、47万人〜48万人くらいでしょうか。

そのデータの信憑性は、自分自身で数えたわけではないので、正確性に少し疑問はありますが、ネットに転がっている情報として、上記の数字のようです。

 

美容師免許保持者が、全員勤務していると仮定しても、1店舗あたりの人員は、平均1.8人〜1.9人ほど。

 

ほとんど多くの美容室は、オーナーひとりサロンか、2名体制サロンが多いと思われるデータ。

実質は、美容師免許保持者が全員勤務しているわけではないでしょうから、1店舗あたり1.5人以下が実際のとこかもしれない。

 

東京から近い、埼玉の某所の美容室と同じ様な悩みをもった美容室社長は、全国に多いかもしれない。

 

長いこと美容室を会社でやってきたから

 

税理士さんとも打ち合わせしたそうです。

このまま法人を続けるか、個人事業に戻すか。

 

その答えは「オーナーさんが決める事」です。と。

そりゃそうですよね。

 

未だ決めきれないでいる美容室社長と話していると、「長年会社としてやってきたから変えたくない」という雰囲気を感じました。

 

そこで聞いてみました。

「なぜ会社にしたのですか?」

 

美容室を法人にしたのは節税が目的

 

会社にした当時は、消費税が2年間も免税で、お客様から消費税を受け取っても納税は免税される大きなメリット。

当時は、個人事業で開業してからの2年間、法人成りした後の2年間と、約4年間もの消費税免税という制度が存在した。

これは本当に大きなメリットとして、法人成りをした美容室が多くあったのではないでしょうか。

今では、個人と法人と、共に2年間づつの消費税免税期間の権利を取得するのはややハードルが高くなった。

 

そして、社長の給与(役員報酬)は給与なので経費になる。

 

このように、法人にする事で「社会的信用」とは別に、「節税」を目的に法人成りするケースが多かった。

 

美容室の現状と未来を直視すると

 

今はどうだろうか?

もしも「節税メリット」を感じる事が減っているのであれば、法人経営を継続する理由も減っているかもしれない。

 

今のご時世に照らし合わせると、法人経営=社会保険はもはや「普通」の時代。

 

節税メリットを見出しづらい状況にプラスして、社会保険の加入も余儀なくされるとなれば、美容室の継続が大切か?法人を持ち続ける事が大切か?という、なんだか変な比較に陥る。

 

美容室を法人から個人事業に戻す方が増えた

 

美容室社長で「社会保険の制度」を、従業員にしっかり説明できる方はそう多くないでしょう。

それは当然です。専門家ではないから当然です。

ヘアーに関わる事は、社会保険労務士やファイナンシャルプランナーの人より、めっちゃく詳しいでしょう。それが専門性ですからね。

 

2018年頃から社会保険の加入義務の動きが活発になり、ネットニュースでも数多く取り上げられていることや、美容学校としても社会保険をしっかりやっているところに就職させる動きが活発です。

 

新卒採用にはもはや社会保険という単語は必要なのでしょう。

 

その社会保険という単語は、新卒美容師の親御さんですら、社会保険って何なのか?分かっている方は少ないでしょうし、法律で決められたルールとして、理解を度外視し、制度の良し悪しを度外視する必要があるのかもしれませんね。

 

私は社会保険という制度が、全業種に対し一律に同じ制度を導入するなど無茶な事だと思いますが。

ルールなので、弊社も仕方なしに行っていますが。

 

美容室スタッフの理解、スタッフの親御さんの理解が必要ではありますが、もし今法人で社会保険を加入していて、悩んでいるのであれば、個人事業に戻すのも方法論のひとつではあるでしょう。(特定業種なので)

 

実際問題、昨年からこの相談はかなり増えているのが事実なので。




美容師の求人動画サイトCM&JOB

ABOUTこの記事をかいた人

下道 勝

美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社、美容師求人動画サイトCM&JOBを運営する代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で日々更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。