美容師さんのマイホーム計画と住宅ローン

美容師さん向け住宅ローン記事をまとめておこうかと思います。美容師さんが住宅購入を考えた時に参考になれば良いなと思います。

 

時折ある美容師さんからの住宅購入に関する相談ですが、現在の収入と過去3年間の収入がまず重要で、そして現在の貯蓄額を加味して、どの程度の住宅購入が可能なのかをある程度判断できると思います。銀行側としては、長期ローンとなる住宅ローンですから、できるだけ貸したいのです。その理由は、しっかり返済してくれる方からは利息もしっかり支払ってくださるからという事になります。銀行さんとは、お金を貸して利息という収入が利益になり運営していますからね。

 

では美容師さん向けの住宅ローンの組み方と考え方をまとめていきましょう。

美容師さんの住宅ローン

噂話では美容師さんは住宅ローンが組みづらい?という話を聞いた事がありますが、私はその様な事はケースとして少ないと思います。なぜならば、給与所得者である美容師さんであれば銀行からみれば「給与」ですから「安定収入」として見なされますから、美容師さんだからという「業種」で区別される事はないと思います。もし仮に区別があるとすれば、給与所得者か事業所得者かでは、確かに違いがありそうです。

 

美容室でいう給与所得者とは、雇用保険の被保険者であったり、法人美容室であれば社会保険加入者という事ですね。美容室でいう事業所得者とは、個人事業主の代表者さんや、業務委託美容師さんやフリーランス美容師さんの事になります。事業所得者であっても、住宅ローンが組みづらいという事ではありませんが、銀行からすると給与所得者さんの方が安定収入があると判断する事はやむを得ない事実となりそうです。

美容師さんからの住宅ローン相談の種類

何人かの美容師さんから住宅ローンについて相談を受ける事がございますが、こんな話を耳にした事もありました。

◯美容師やっていると住宅ローン組むのが大変って聞きます。

◯美容師でも住宅ローン組めるの?

◯銀行でOKは出たんだけど、変動金利と固定金利とどっちがいいの?

などなど。

 

特に「金利」って事になるとどう選んだら良いかよく分からない事も多々あるかもしれませんね。2022年の現時点では金利政策によって超低金利時代として変動金利を選ぶ方も良いと思います。実際に、ネットバンクをはじめ、ほとんどの銀行さんの変動金利率は1%以下がほとんどです。

美容師さんの住宅ローンの注意点

マンションなのか戸建てなのかは別として、購入の検討をする際に不動産屋さんが頼りになりますが、住宅ローンについてはやや注意してください。理由は下記の通りです。

 

不動産屋さんは売る事を目的にしているので、住宅ローンシミュレーションを作成する時に、現時点での最安%の金利で返済シミュレーションを作成する事が多いかと思います。最も低い率の住宅ローンとなれば、ネットバンクの金利を利用しますが、いざ購入の実務に差し掛かるとネットバンクをあまりお勧めしなくなる傾向があるかもしれません。これは決済をする場合や、多くの書類を行き来する際に、通常の銀行や信金だと直接持ち込みが出来たり、以前にお世話になった担当者さんと面識があったりと、ネットよりリアルの方が手続き業務のスムーズさを優先し、ネットバンクでの金利シミュレーションと、実務住宅ローンを組む銀行との金利の差が生まれやすくなるので、どこの銀行を利用した場合の返済シミュレーションなのかを念の為確認した方が安心かもしれませんね。

法人美容室社長の場合の住宅ローン準備

美容室社長(法人経営の場合)の場合はまず下記の準備が必要かと思います。

 

法人美容室の場合は直近3期分決算書が必要になります。金融機関が決算書を細かくチェックしたいのです。特に目を光らせる箇所は、損益計算書上に記載のある「経常利益」ではなく「営業利益」を見ます。法人美容室の3期分の決算書で、「営業利益」が3期連続で黒字でいる事がまず望ましい。(必ずではないが、3期連続黒だと望ましいという意味)

 

役員報酬の設定金額もチェック対象です。銀行が住宅ローン審査をする上でおおまかな目安として、「年収×5倍前後」が一つの目安にあるとお考えください。

 

上記記載の「年収×5倍前後」に対し、希望住宅総額に見合う自己資金が必要となるでしょう。例えば「自己資金1000万+(年収600万×5倍)=3,000万。おおよその目安として4,000万前後の物件が目安となりますが、もちろん諸々条件が重なり4,000万以上の物件で5,000万まで買えるケースもあります。

個人事業の美容室代表の場合の住宅ローン準備

確定申告(青色申告)の直近3年分。銀行はお店の総売上を見るわけではなく、事業からの所得を見ます。ご存知の通り、個人事業経営だと法人経営とは違い、代表の所得は毎月変動する(売上−経費=事業所得)理由は、毎月売上が変動するからですね。(法人経営の場合、役員報酬の設定金額を給与所得になるので固定額収入)

 

個人経営の場合、実際問題「事業所得」と「自己資金」で住宅ローンは決まると思ってください(担保設定等があれば別ですが)

 

個人事業主ですと銀行目線として不安定所得と見られがちです。高い事業所得の方であれば問題ないでしょうし、自己資金があればあっただけ有利な事は言うまでもないかもしれません。個人事業であっても、しっかり準備しれば問題は大きくなはずです。そのために3年間は税金をしっかり収めるのも考え方かもしれませんね。

美容室で働く給与所得者の美容師さんの住宅ローン準備

「雇用」として働いている美容師さんが住宅ローンを組む際に必要な項目です。

 

給与所得証明書(会社からもらってください)。この所得証明書+自己資金でほぼ決まると言っていい程です。もちろん決済時には山ほど書類は必要ですが、住宅を選びながら仮審査みたいな感じで動く際には、まずは年収の証明書が必要で、「年収×5倍前後+自己資金」の物件が一つの目安になるでしょう。

 

しかし相談の中に、これだけはヤバイ状況というのがあります。

◯未払いの税金

◯自動車ローン以外の金融機関からの借り入れ

この2つのどちらかがあると不利になる可能性があります。特に「未払いの税金」があるとほぼアウトなので、大至急払っておきましょう。金融機関からの借り入れにつきましては、例えば消費者金融のキャッシングがあるとほぼ難しくなるでしょうね。早いとこお金絡みがあれば身の回りを綺麗にする必要があるでしょう。この項目で、大至急支払ったとしても未払い履歴又は支払い遅延履歴が消えるわけではないので、少し先延ばしになる可能性があります。

委託美容師さんフリーランス美容師さんの住宅ローン準備

業務委託系美容室(面貸し美容室)で働く美容師さん、シェアサロンで働くフリーランス美容師さんのほとんどは事業所得になっているでしょう。すなわち「個人事業美容室経営者」と全く同じ条件で住宅ローンの審査に挑む事になります。「個人事業美容室経営者」 の場合の住宅ローンのポイントは、売上ではなく「所得」を見ますというところ。

 

これは委託美容師さんもフリーランス美容師さんも同様で、税金を払いたくないが為に個人節税を必要以上に申告していると、住宅ローンのハードルが壁に生まれ変わる可能性が高くなります。

住宅ローン金利が安いのはどこ?

◯金利が安い銀行=審査が厳しい=ネット系銀行

◯一般的な金利の銀行=標準審査=一般銀行(信用金庫)

 

よく、社会保険をやっていないと住宅ローンの審査が通らないと言いますが、確かに通らない事もありますが、絶対に社会保険加入か否かを、今までは必ずチェックしているわけでは無いようですが、マイナンバー制度と同時に厳しくなっている可能性はあります。

 

ネット銀行では「4,000万円」がひとつの目安になっていると聞きます。例えば、住信SBIやイオン銀行やソニー銀行のサイトを見ると、確かに驚くほど金利が安い表示がされています。一方で、三井住友銀行や三菱UFJ銀行が高い訳ではありませんが、ネット銀行と比較すると確かに違いは感じますが、安心感はあるように思いますが、皆さんはどう選びますか?私は昭和の人間ですから、まずはリアル銀行で借りておいて、いずれのタイミングかでネット銀行に切り替える感じです。

美容師さん住宅ローンの組みやすさ

ここまで書いてくると、給与所得者は安定収入として見なされることから、法人美容室社長や雇用されている美容師さんがやや有利に感じますね。少しまとめます。

1:法人経営美容室の代表者又は役員(給与所得者)

2:法人経営美容室の従業員(給与所得者)

3:個人事業美容室経営者(事業所得者)

4:個人事業美容室の従業員(給与所得者)

5:業務委託系美容室(面貸し美容室)の業務委託美容師さん(事業所得者)

 

1〜5までカウントをしていますが、自己資金の額であったり、担保の有無であったり、保証人であったりと、条件は人によって異なりますから、一概にどんな人が借りれてどんな人が借りれないかの判断は個別対応になります。しかし共通項目として、税金の未払いやキャッシングなどの借り入れがある場合は例外です。

住宅ローン返済期間の設定

基本的な考え方は「最長」の設定が好ましと思います。途中で繰り上げ返済をする方もいれば、10年以上経過してから一括返済する方もいると思います。住宅ローン控除を最大限に生かすには、しっかりシミュレーションをしたいとこです。この住宅ローン控除は個人の節税(所得税控除)としての意味合いは大きいと思います。

 

変動金利を選ぶにしても固定金利を選ぶにしても、少しライフプランニング的な要素を考えてみましょう。

 

「毎月の返済が、何年間変わったら困りますか?」という質問を考えてみてください。例えば子供の成長に合わせ、学費のかさむ年代まで毎月の返済額が変わると考えるなら、子供の年齢にもよりますが、15年固定や20年固定という選択ありでしょう。ちなみに、末っ子を基準に考えた方が適正と言われます。

 

全期間固定金利は、聞いたことがあるかもしれませんが「フラット35」が最もメジャーですかね?これは、35年間の毎月返済額一定で、変動金利や期間固定金利よりかはやや高めの金利設定となりますが、毎月の支払額の変動がなく、安心して毎月の返済をしたい手堅い系の方々が選択する事が多いように思えます。

住宅購入の際の消費税

マンションと戸建ての消費税の関わり方は少し違いますので、参考までに。

◯マンション(新築・中古)=購入価格全額×消費税

◯戸建(新築・中古)=土地部分は消費税非課税で、建物部分に消費税が加算されます。

 

この消費税は2022年時点では10%ですから、住宅ローンを組む際に結構大きな金額の違いにあると思います。

 

例えば5,000万円のマンションと、5,000万円の一戸建てを比較してみましょう。

マンションの場合:5,000万円✕10%=5,500万円

一戸建て(土地3,000万・建物2,000万の場合):建物2,000万円✕10%=2,200万円

 

同じ5,000万円の住宅取得でも、消費税は300万円も異なります。住宅購入時の時、案外「金銭感覚が麻痺」する事がありますが、仮に300万円の差は1年〜3年間程度の住宅ローン分に相当するかもしれませんので。

住宅購入の際の諸費用

諸費用という案外大きな費用がついてまわります。おおまかな目安は、新築も中古も平たく考えれば、住宅取得価格×6%〜8%くらいでしょうかね?(あくまで参考です)

 

代表的な諸費用だけ少し書いておきます。

 

売買契約関連:仲介手数料

税金・登記費用:印紙税・登録免許税・登記手数料・不動産取得税・固定資産税

ローン・保険関連:保証料・団体信用生命保険料・火災保険料・地震保険料・融資手数料

 

ざっくりですが住宅ローンを組む際の金利次第で、総額支払いがぼんやり見えてくるでしょう。案外と物件以外にお金がかかるんですよね。

美容師さんマイホーム計画と住宅ローンまとめ

給与所得者と事業所得者と、どちらの人に銀行はお金を貸しやすいかという目線であれば、給与所得者になりますが、この理由は安定収入の人は安定返済を見込めるという事になりそうです。しかし今の美容業界では、業務委託美容師さんやフリーランス美容師さんはたくさんいらっしゃいます。個人事業所得者は住宅ローンを組むのが難しいと、先入観を持たずに計画的にマイホーム計画を立てれば、それほど難しい事ではないように思います。

 

人生の中で最も高額な買い物になる可能性の高い住宅購入ですが、マンションか一戸建てかの好みもあるでしょうし、未来的にどちらが資産価値があるのか分からない時代になったわけですから、自分たちのライフスタイルで選ぶのが結局は納得した買い物になると思います。

 

美容師さんの中で、将来マイホームを持ちたいと考えがあるのであれば、遠慮なくご相談メールをください。

 

REPSS(レップ)社では、住宅購入に関する相談費用もいただいておりませんし、住宅に関する火災保険等も複数の保険会社から見積もりを取り寄せて比較する事もできますので、住宅ローンの準備からローンの組み方、返済の方法など広い見識からポイントをお伝えできると思いますので良いパートナーになれると思います。

 

相談はこちからどうぞ!(下の画像をクリックでお問い合わせページになります!)

 

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