美容室にも大きな影響!2019.10最低賃金改定「東京1013円」@レップ森本

今回のブログは森本です。

人事労務に本当に詳しくなり、美容室の給与体系や歩合の考え方なら、社会保険労務士さんと同等の知識をもっているかもしれません。もしかしたら、美容室といった特化した考え方なら、社会保険労務士さんより応用力はあるかもしれませんね。

 

10月に迫ってきた最低賃金の改定と消費税の増税。

 

森本の得意分野は税務ではなく労務ですから、今回の記事は今後の賃金体系の変更や、今後の新卒採用や中途採用の際に、とても役立つ内容だと思います。

 

また最近ではパート採用に積極的な美容室も増えました。しかしパートさんであろうと、雇用をする上では今回の最低賃金改定は関係してきます。少し頭を抱えながら森本の記事を参考にしてみてください。

 

美容室も2019年10月最低賃金改定です

 

こんにちは。CM&JOBの森本です。9月に入りました。こうやってブログを書き始めて、早いものでもう8ヶ月が経ちました。

 

2019年もあと4ヶ月。あと4ヶ月かー。。。

年内に何をしようと考えていたら、もう来月なんですね。。。

 

恐怖の「増税」と「最低賃金の改定」の日が迫ってきています。増税前に美容室のリニューアルを終えたサロンさんも多いのではないでしょうか。

 

美容室さんだけでなく、一般家庭も改装されるお家が多かったようで内装会社さんは9月末まで大忙しのようですね。また、増税に伴い、メニュー料金の改定をされる美容室さんのお話も多々聞いております。ホームページや集客媒体、チラシなど、10月までに諸々の変更で忙しい美容室社長さんも多いのではないでしょうか。

 

今日は、増税ではなく、もう1つの改定の「最低賃金」についてブログを書かせて頂きます。

 

美容室でも最低賃金改定で変更ありますか?

 

先日発表された各都道府県の最低賃金をご存知でしょうか?

 

なんと!東京・神奈川・千葉・埼玉の引き上げ額は28円!

28円も上がってしまうのですね。

 

ついに1000円超えの時給に

 

東京・神奈川の最低賃金は1000円超え、全国平均も900円を超えます。

 

私が大学生の頃にアルバイトをしていた頃、16年前ぐらいですかね、その時は800円満たない時給で働いていたのに、幾らまで上がっていくのでしょうか。全国平均が1000円を超えるところまで上がっていくのでしょうか。

 

東京・神奈川・千葉・埼玉の最低賃金をまとめてみると、

東京:1013円

神奈川:1011円

千葉:923円

埼玉:926円

東京・神奈川に続いて、来年以降次に1000円を超えてくるのは大阪でしょうか。

 

大阪は2019年の改定で969円。

私の地元の兵庫は899円とまだ800円台。

 

東京の1013円が最高額ですが最低額790円の県はまだ15県もあり、最高額と最低額では223円の差もあります。全県の最低賃金を見てみると、この差額の大きさにも驚いてしまいます。

 

時給で223円の違いって、1日8時間労働で考えたら、日給計算で1784円も違いが出てしまいます。

月間で24日出勤だったとしたら、4万2816円の差。そう考えると、めちゃくちゃ大きい差ですね。

2018年から2019年の最低賃金での差

 

東京・神奈川・千葉・埼玉で28円アップ。28円アップって、これまでとどれぐらい変わるのか計算をしてみました。28円だけを見たらそれほど大きく感じないかもしれませんが、これ時給での差ですよね。

 

1日8時間労働だった場合、1日で224円の差があります。日給が224円上がります。

てことは、月間24日出勤だった場合、5376円上がってしまうと言うことです。

 

仕事量は変わらないのに、スキルも変わらないのに、最低賃金で月給を出していた場合、5376円アップしなければいけない。

 

美容室の最低賃金改定による給料の見直し

 

美容室社長から私に頂く相談の中で最も多いのが給料見直しの相談です。最低賃金の改定時期になると本当にご相談頂くことが多いです。

 

皆さんは準備できているでしょうか。最低賃金改定に伴い、最賃に引っかかっていないかどうかの計算。以前にもブログで書かせて頂きましたが。

 

例えば、東京の最低賃金1013円で考えてみます。

◎8時間労働、月8日休、夏季休暇3日、冬季休暇3日の場合

支払わなければいけない最低額は、【17万7613円】

 

◎8時間労働、月6日休、夏季休暇3日、冬季休暇3日の場合

支払わなければいけない最低額は、【19万3820円】

 

ここに残業代がプラスされると考えると、恐ろしいことになりますね、、、

 

因みに、最低賃金にひっかかっていないかの計算は、

年間出勤日数(365日 ー年間休日(夏季冬季休暇含/有給は含めません))×勤務時間×最低賃金÷12(ヶ月)

をすると、最低賃金での月給を出すことが出来ますので、気になる美容室社長さんはチェックしてみてください。

 

(この記事で簡易な方法をご紹介いたしますが、法的な確認、法的根拠につきましては、社会保険労務士に必ずご確認ください。社会保険労務士に確認をせずにこの記事引用の場合は責任を負いかねます。)

最低賃金改定により社会保険料にも影響

 

最低賃金の改定で給料を見直した場合、美容室社長さんは負担する社会保険料も上がってしまいますね。同時にスタッフさんが負担する社会保険料も上がることになります。

 

上記で記載した最低賃金で給料を設定していた美容室さんの場合。

8時間労働、月間24日出勤だったとしたら、最低賃金の改定で月間5376円の賃金アップになります。

社会保険料は、会社負担がざっくり15%、スタッフさんの負担が15%と考えると、会社・スタッフさんの社会保険料が月間806.4円上がることになります。年間で考えたら、9679円です。

 

美容室社長さんは、今回の最低賃金改定で6万4512円(月5376円×12ヶ月)+社会保険料9679円と考えると、給料と社会保険料で年間7万4000円以上支払う額が変わってくると言うことです。

 

考えれば考えるほど、最低賃金の改定は、美容室社長さんにとってもの凄く大きな問題ですね。だって売上をその分上げるのではなく、利益をその分出さなくてはいけないわけですからね。

 

美容室のパートさんの時給も最低賃金以上で設定

 

パートさんの時給はどうしたら良いの?とご相談頂くことが多いのですがパート・アルバイトさんの時給設定も最低賃金をクリアした金額で支給しなければいけません。

 

美容師さんの採用が難しくなり、フロントさん・清掃スタッフさんなどを採用する美容室さんが増えていますが、美容業に携わらないスタッフさんの場合でも、もちろん最低賃金は関わりますのでご注意くださいね。

 

求人難なこの時代に最低賃金が上がり、生産性を上げなければいけない。私自身、東京・神奈川が1000円を超える最低賃金の改定は沢山のことを考えさせられました。

 

最低賃金の改定でのメリット

 

最低賃金アップでのマイナス点は、考えれば幾らでも出てくると思います。でも国が決めたことなので決定事項ですよね。考えてマイナスな気分になるのであれば、私はプラスの要素を考えた方が良いと思いました。

 

最低賃金改定による美容室社長さんのメリットって何でしょう。

 

「給料が上がりスタッフさんのモチベーションが上がる事」

「生産性を上げる為の意識付けをするきっかけにもなる事」

 

きっと他にもあるはずです!

 

美容室最低賃金改定まとめ

 

今回の最低賃金改定で、給与の見直しをする必要のある美容室社長さんもいらっしゃるでしょう。もしかしたら、就業規則の変更まで必要とする美容室もあるかもしれませんね。

 

ここ数年毎年の様に最低賃金が上がりました。その都度規定の変更も大変な事ですよね。

 

私が担当しているCM&JOBに給与の変更のご連絡をいただき、求人募集概要の変更依頼が多いのもやはり毎年10月です。

 

2019年に東京が1013円になり、神奈川で1011円になり、平均1000円を目指すという政府の方針は、もしかしたら東京1100円時代も来るのもしれません。

 

私個人の意見ですが、そこまで最低賃金を上げる事は正しい事なのかどうか?と思ってしまいます。

 

いつも長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございます!

 




美容師の求人動画サイトCM&JOB

ABOUTこの記事をかいた人

森本 裕子

美容求人動画サイトCM&JOB営業の森本です。美容業界の求人営業歴12年。求人だけでなく幅広く美容室経営に携わりたいという想いでREPSS株式会社に所属し、日々勉強中です。現在は、求人掲載内容の提案や給与・休日休暇など福利厚生の相談など幅広くお手伝いをさせて頂いています。 美容師求人に対する考え、時代の変化と共に変化する美容師求人の動きなど、求人テーマを中心に執筆しております。