「美容師国家試験合格者数」の結果は2018年問題か?@レップ森本

つい先日、某ホールディングス社長とランチを共にする時間に話していたのですが、美容学校の「自由化」というべきか、既得権益にメスを入れるというか、過去の産物の継続にとても危機感があるとの話を聞きました。

 

過去の栄光の光は永遠には続かないもの。

 

コロナでさまざまなモノやコトが変化するきっかけになっているものの、手段を変化させたところで根本解決に実はなっていないケースも多々あるのではないか。今回森本が書いてくれた記事は懸念材料です。

 

美容師国家試験合格者数の減少

こんにちは。レップの森本です。

 

第41回理容師・美容師国家試験の発表が3月末にありました。確認されている理美容室経営者さんは多いかと思いますが、私はすっかりコロナで見落としてしまっていました。。。

 

今春の美容師国家試験合格者数が昨春よりも1200人以上減少。

令和元年度と平成30年度の1年間を比較してもも830人も減少。。。これはH28年からH29年の減少数と近い数字です。。(H29年からH30年は−13名でした)

 

そんなに減ったのかと思いながら減少の理由を考え、コロナで?と一瞬思いましたが。2月1日に実技試験、3月1日に筆記試験と考えると、ほぼコロナの影響でないですよね。

 

これが以前に問題視された2018年問題の影響でしょうか。今回は美容師さんの成り手減少から考えられる、今後の新卒採用についてブログにさせて頂きます。

 

過去と比較した美容師国家試験合格者数

決して合格率が悪かったわけではないんですね。昨年の春の美容師国家試験の合格率が86.2%に対し、今年は85.1%。

 

受験申込から受験をしかなっかった方の人数は、さほど昨年も今年も変わりませんが、そもそもの受験申込者数・受験者数の母数自体が昨年よりも減少しているんです。

 

以下、公益財団法人理容師美容師試験研修センターより引用。

こちらは、過去5年の推移です。

昨年・今年の合格率が多少下がっているとは言え、今年の受験者数が減少したことが分かります。

 

理容師国家試験の合格者数は、過去5年の中で受験者数も合格者数も今回が一番良かったようです。メンズサロンへの注目などが影響し、理容師さんを目指す方の数が増えたのでしょうか。

 

美容師国家試験合格者数減少の理由

このデータを見て、何が理由だったんだろうと考えてみたのですが、皆さんはどう読み取られますか?今回がたまたまだったら良いのですが、この数字を見て、今後の新卒採用の在り方も変えなければいけないかもしれない。

 

私が考えていてハッと思ったのが「2018年問題」でした。3年前?4年前ぐらい?でしたでしょうか。2018年問題ってもの凄く耳にする時期がありました。

 

18歳人口が2018年ごろから減少する。その影響で美容師さんの成り手も減少するのではないか。と美容業界も騒がれた時期がありました。

 

2018年で18歳の方は、今20歳〜21歳と言うことなので、ちょうど年齢的にも当てはまる世代。今春卒以降のこと?来春卒以降のこと?を言うのかがちょっと微妙ですが。。。

 

今は、2018年問題ではなく「2021年問題」が問題視されているようですね。2022年3月に卒業する方の就職活動時期となる2021年以降から求人をかけても少子化が原因で人材確保が難しくなる。だから2018年問題の次は2021年問題とされたのでしょう。2022年春に大学を卒業される方と今春専門学校を卒業する方は同年齢ですからね。

 

予想できる来年以降の動向

2000年生まれの人口は164万人。2005年生まれは148万人。2010年生まれは125万人。今後確実に人口が減っていきます。美容師さんを目指す方の数が今まで以上に増えていかないことには、確実に新卒も減っていくことが予想できます。

 

コロナで売り手市場から買い手市場に一変しつつあり、美容室さんにとって良い流れになってくると思います。実際、すでにコロナの影響で応募が頻繁に入っている美容室さんも増えたのではないでしょうか。ただ、新卒に関しては今後も採用難は続くと思います。

 

コロナで来春卒の採用はしやすくなるのでしょうか?

 

美容室経営者さんとお話をしていても5月の売上は大分戻ってきているよ。と良いお話を聞くケースが増えてきているんですよね。そんなお話を聞いていると、コロナで当分採用はいいや。と考えていた美容室さんも秋頃に採用活動をスタートするんじゃないかなと。

 

成り手の人口が減少し募集する美容室さんの数が変わらなければ、来春卒の新卒採用においては採用難が考えられます。新卒採用に取り組む業務委託サロンさんも毎年増えています。

 

更には10年先を見たときに、もちろん新卒採用は難しいと思いますが20〜30歳の中途採用も難しくなりますよね。今を考えるのではなく、1年後・3年後・5年後の先を見越した採用活動を考えていかなければいけません。

 

先を見越した美容師採用活動を

コロナで売り手と買い手が一変しつつありますが、今忙しくなってきている美容室さんが多くあることを考えると、今後も採用活動は必要なのではないかと思います。

 

その中で気をつけなければいけないのが採用活動の目的。千葉が先日ブログで書いていましたが、目的と手段について。採用することが目的ではないですよね。

 

どんなビジネスプランだからこんな人材を採用したい。それが中途なのか新卒なのか。どんな人材なのか。今後の人口の推移を考えて、ビジネスプラン自体を考え直す必要性も出てくるかもしれませんね。

 

今回の美容師国家試験合格者数を見て、私自身考えさせられることが多かったので、ブログにさせて頂きました。

 

いつも長文にお付き合い頂き、ありがとうございます。




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ABOUTこの記事をかいた人

森本 裕子

美容求人動画サイトCM&JOB営業の森本です。美容業界の求人営業歴12年。求人だけでなく幅広く美容室経営に携わりたいという想いでREPSS株式会社に所属し、日々勉強中です。現在は、求人掲載内容の提案や給与・休日休暇など福利厚生の相談など幅広くお手伝いをさせて頂いています。 美容師求人に対する考え、時代の変化と共に変化する美容師求人の動きなど、求人テーマを中心に執筆しております。