自転車に乗れますか?

毎月100キロも200キロ、時には300キロ走っていても、調子が悪い日もある。息も苦しく、足も重い。そんな日がある。あれだけ走っているのに、なぜこんなに走れないんだろう?と思う日もある。足が痛い日も、途中で大雨になっても、走っているのにだ。

 

はじめは重かった足も走っているうちに軽くなってきて、いつも以上に走れたり、今日は調子いいぞ!頑張るぞ!と思っていたら、途中から走る気が失せたりと、その日その時で調子は変わるもんなんです。

 

これは仕事でも同じ事が言えるし、私生活でも同様で、頑張るって事は必要だし大切な事なのは分かるのだけれど、ただ努力するとか頑張るといった事が本当に何年も何十年も続くのだろうか?努力や頑張る前提に仕事も遊びも取り組むと、その努力や頑張るの熱量がもし低下してしまうきっかけと共に、なんだか一気に減速してしまう感じもある。

 

はじめて自転車に乗れたとき

長年の知識と経験が蓄積された仕事勘みたいなものは、蓄積されている事が前提になっていて人に教えられるか?ともなれば、すごく感覚的な教育になりかねない。熱量ってのは「熱い男」かどうかではなく、時間を忘れて夢中になっちゃう様な、子供の頃に遊びに夢中になって帰る時間が遅くなって親に怒られた経験は誰にでもあるんじゃない?

 

はじめは誰も自転車に乗れなかったのに、転んだり補助輪をつけて、いつの間にか乗れる様になると楽しくて少し遠出して冒険している気分になった頃があったのに、なぜ大人風になると、転んだり補助輪をつける事が少し恥ずかしい感じやカッコ悪い姿を見せるのが嫌で、やってみたら楽しいかもしれない事に挑戦しなくなるのだろう。

 

確か自転車に乗れる様になる為に、努力しよう頑張ろうって感覚よりも「おっとっと」「あーあーあーガシャンッ」みたいな感覚の方が強かったんじゃない?

 

親が後ろから「頑張れー」とは言っていたかもしれない。今自分たちは後輩達にもし「頑張れー」という声を掛けるとしたら、当の本人たちが「おっとっと」「あーあーあーガシャンッ」的な感覚ならできるようになる。しかし、努力しよう頑張ろうがあまりにも強すぎると、1度や2度出来なかった事で嫌になっちゃたり、出来ない事への恥ずかしさや出来ないレッテルを自分自身に貼ってしまっていないか。教える側がそのレッテルを貼ってしまっていないか?

 

転ぶ怖さより恥ずかしさ

恐る恐る発言する姿勢は、間違えた事を言ったら怒られる、罵られるかもしれないという妄想に包まれて、できるだけ間違いない様な答え探しになていないか。その引けた腰の位置が、自信の無さを強調してしまうもの。

 

どーせだったらでかい声で自信ももって、間違えた事を言った方が、実はどこか説得力さえ生まれる。腰が引けた姿勢で小声で発言するよりも、よっぽど良い。

 

間違えたら修正すればいい。その間違いに気がついたらすぐ修正すればいい。引けた腰で他人の意見に併合する様な「俺も○○の意見に賛成で」みたいな前フリは一見好印象に見える場合があっても、実は無責任の象徴みたいなもの。こういった奴はだいたいいつもニコニコ。

 

自転車で転んだら足を擦りむいて血も流して、お風呂の時には何日も痛い思いをするのに、大人風になった頃には擦りむいて血を流すよりも、間違えない様に慎重に恐る恐るフワフワっとした発言でその場しのぎが増えてくる。

 

一歩先に抜きに出てみる

私の場合、1回で走る距離は15キロ〜20キロです。普段走っていない人からすれば、馬鹿げた距離なのかもしれないけど、私にとっては至って普通の事で、時間があればもっと走りたいくらい。けれどはじめから走れた訳じゃなくて、5キロ走るのに精一杯の時もあった。その5キロに慣れたら10キロ。その次は、15キロじゃなくて20キロにした。そりゃしんどい。10キロと20キロじゃ別物で、疲労感も倍以上。

 

しかし1度20キロを行ってみて、次に15キロと縮めると案外イケるもので、10キロより長く、20キロより短い15キロはイケるんです。順当に10キロの次は15キロだっから、しんどかったはずが案外イケる。

 

このちょっとだけ順番を変えてみる事が仕事でも役立つ。少しだけ順番を変えてみると、効率が変わったり、仕事が早くなったり遅くなったりと、何かが変わる。自分なりに工程を少し変えてみるだけで、自分のやり方に変化する。こういったちょっとした工夫であったり、変えてみるって事をしてみないと、どう変わるかも分からない。もしかしたら、そこに自分しか体験できないストーリーが生まれるのかも。

 

努力や頑張る事も重要だけれど、それすらも変えてみる人が、変わった人、人と違った発想、頭一つ抜きに出る人になるのかも。そこに楽しみを見出したら、それが自分の型にもなる。

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