昨年末のことですが、辻堂での仕事を終えて、同行していた田口とご飯を食べに行きました。
なんだか久しぶりのご飯だったんですが、基本あんまり仕事の話をしないタイプの私。
田口はお酒が入ると饒舌になるんですが、その代わりに記憶という大事なものを失ってしまうタイプ。結構な確率で覚えていないんで、お酒の席での自分の失態すら記憶にない幸せ者。
真面目な話をしたところで覚えていないので、くだらない話くらいがちょうどいいんですよね。
活気のある居酒屋
入り口はとっても入りにくい、中が全く見えない作りなんですが、中に入ったら結構お客さんが入っている。
平日の夜にも関わらず、賑わっていたんですよね。
まだちょっと自粛的な感じがあるような雰囲気ですし、他は結構空いているように見えたので、そこだけ活気がある感じ。
料理が美味しかったというのはもちろんですが、店員さんの元気な感じ、接客態度など、流行っているお店ってこうだよねという印象を持ちました。
確かに料理という飲食店での基本を外してしまってはどうにもできない部分ではありますが、雰囲気や空気感といった付加価値の部分ってとっても大事ですよね。
決して高かったわけでもないんですが、人って満足すると金額ってそんなに気にならないんだなって思う居酒屋さんでした。
付加価値の重要性
その業種の当たり前のサービスってありますよね、美容室で言うのであれば、キレイになって当たり前。想像以上の仕上がりで満足。
それ以外にも、お値段以上じゃないですけど、どんなお客様にきて欲しくて、どんな付加価値を提供していくか。
また行きたいって思う場所ってきっと想像を少しでも超えていくような何かがあるんでしょうね。
はっとするようなサプライズ的な付加価値を提供しているところもありますよね。
戦略的には年に数回、もしくは数年に一回といったような特別感。最高のおもてなしを受けて、最高の気分になって今度また行きたいねって、何かの記念日で利用するような。
では私達営業の仕事は?美容師の仕事は?
はっとするようなサプライズは、きっと人生で数回行くところや、年に一回くらいだから嬉しいものかもしれません。
毎月のように定期的に通っていく美容室においては、そういったサプライズよりも雰囲気や居心地というところが重要になってくるのでしょうか。
それが技術なのか、接客なのかそれ以外なのかはそれぞれだと思いますが、他と違う何かがあって、初めてリピートして顧客になっって行くんでしょうね。
なんか元気が出る、楽しい気分になる。というのも、立派な付加価値だと思うんですよね。
元気があれば、、、
何でもできるという名言がありますよね。
元気がなかったり、活きが悪かったりすると、なんとなく人は集まってこないですよね。
場違いな騒がしい感じの元気というより、なんか楽しそう、なんかニコニコしているといったよな、楽しんでいる印象とでもいうのでしょうか。
空元気という言葉がありますが、悪い言葉ではないと思っています。
本当に本当に落ちているときや、どうしようも無い状態って空元気すら出ない。
相手に悪い印象を与えたくない、元気がないのを悟られたくないといった自己満足かもしれませんが、それもプロとして必要だと思いますし、空元気も元気。
冒頭の居酒屋さんも忙しくて疲れてるかもしれませんが、そんな事は感じさせない、楽しい時間を提供してくれる素敵な店員さんばかり、料理もしっかり美味しい。繁盛するわけですよね。
何をしたら喜んでくれるのか、何を望んでいるのか。
自分自身が整理されていて、余力がないと相手の事も考えられません。
本当に元気であるか、空元気でも絞り出せるだせる状態に持っていけるのか。いつでも同じクオリティーというのも、一つの付加価値になってくるかもしれません。