美容室の節税対策

いつもご覧くださいまして、ありがとうございます!

 

ある意味、私の専門分野でもある、法人美容室の決算対策の打ち合わせに行ってまいりました。

 

同席したのは、美容室の社長の他、銀行担当者と会計担当者と私の4名。

 

長い事私が担当をしているお客様なのですが、毎年12月には節税を含めた決算対策会議が開かれます。

 

法人美容室を経営している社長は、法人税といわれる、利益に対する税金を対策なしに納めていますか?

 

今回ご紹介する内容は、法人美容室で、「株式上場を目的としていない美容室経営で、いかに現金を残すか?」という事を目的にした内容です。

 

法人美容室の決算対策

 

1年間頑張った結果、生まれた利益を皆様はどう活用していますか?

 

来年使うかもしれない美容器具を、先に買っておいて、今期中の領収書と納品書だけ揃えて、メーカーさんに器具は置いといてもらう・・・とか。

 

まだ使えるにも関わらず、税金払うよりかは何か買おう!・・・とか。

 

そうだ!車買ってしまおう!なんて事は、日割り計算になるので、全然決算対策にならなかったり・・・とか。

 

利益という現金を、モノに変えてしまえば、現金は残りませんよね。

 

銀行預金に積立をしていても、経費には1円もならないので、今期の預金額も黒字の場合は税金の対象になってしまうので、100万円積立たとしても、課税対象になるという事は、100万円は溜まっていないわけです。

 

モノに変えれば、お金はなくなる。

 

税金を払えば、利益は目減りする。

 

決算対策といっても、税務署さんが100%OK!を言ってくれないとちょっと怖いので、結果的には、「金融庁がその節税方法ならいいですよ」という方法でなければなりません。

 

その方法が「外部留保」というやり方で、美容室の決算対策にこの手法を用います。

 

美容室の節税には外部留保が最適

 

 

この「外部留保」という言葉を聞いた事はありますか?

 

外部留保=簿外預金とも言われます。

 

どちらの言葉であっても、会社にある利益分相当額(利益の全額を節税する場合)のお金を、決算日までにいったん外に出さなければ、最終利益額に反映してしまうので、結果的にがっつり税金が押し寄せます。

 

ただでさえ、消費税の納税額にうんざりしている美容室経営者が多いのに、さらに利益に対する税金までは払いたくない!とお考えの経営者が、実際ほとんどではないでしょうか?

 

外部留保(簿外預金)という方法は、金融監督庁が100%認めているので、正々堂々と行うべき対策です。

 

ではなぜ最適なのでしょうか?

 

美容室の場合、利益が出ている状態で節税をするとう事は、近い将来「設備投資」をする可能性があるという推測が立つからです。

 

設備投資とは、美容室の出店や改装を意味します。

 

内装費の減価償却に充当したり、器具類の購入で1商品30万円未満であれば、1括経費計上ができる場合があるので、税理士さんとの打ち合わせの上で、外部留保(簿外預金)した資金を使うタイミングを見計らうのです。

 

もし外部留保(簿外預金)を行う場合は、計画性をもつ必要があるのです。

 

美容室での外部留保の注意点

 

この外部留保(簿外預金)は、別名「税の繰り延べ」とも言われるのですが、無計画にこの外部留保という方法を活用する事については、私は反対です。

 

外部留保(簿外預金)を行った場合、会社の決算書や損益計算書や試算表などには、外部留保(簿外預金)金額は、一切記載されません。

 

外部留保(簿外預金)が今いくらあるかは、美容室経営者か会計担当者か私の様な担当者しか知り得ない、積立となります。

 

しかしその反面、無計画にこの外部留保(簿外預金)を行い、ピンチに陥ってしまった美容室経営者からの相談も過去かなりありました。

 

この外部留保(簿外預金)とは、別名「税の繰り延べ」と言われ、初期の段階や、数年程度の運用期間では確かに税効果はあるのですが、問題はその先です。

 

決算までに出したお金は、経費計上(決められた税務処理によって全額または一部)できます。

 

数年程度期間が経過した後に、外部留保(簿外預金)額が大きく膨れ上がる事が想定できるのですが、大きく膨れ上がるという事は、ある一定時期にそのピークがあるという事です。

 

そのピークが来る前、または外部留保(簿外預金)額が、出店費用等の減価償却等に充当できる額までにしないと、問題が生じるのです。

 

その理由は、外部留保(簿外預金)額を一気に会社に戻してしまうと、最大で全額が雑収入に計上されて、その期の利益になっていますので、そこで税金の対象になってしまいます。

 

無計画に、この外部留保(簿外預金)を行うという事は「税の繰り延べ」にしかならず、結果的には、後でがっつり税金を納めるという、意味のない事に成りかねません。

 

美容業専門のファイナンシャルプランナー

 

今回の打ち合わせでも、美容室経営者、銀行担当者、会計担当者、私と4名で行ったのですが、外部留保(簿外預金)を適切に行い、美容室に現金を残すという事を目的にしているので、各担当者の「腕」にも関係してきます。

 

節税が意味のない「税の繰り延べ」にならない為には、「美容業専門のファイナンシャルプランナー」が必要不可欠になると思うのです。

 

いろいろな業界を知っているエキスパートには到底できないでしょう。

 

美容室経営と美容室の運用に直接関与する事になりますから、信頼関係は不可欠ですし、担当者がコロコロ変わる様な業態の会社とのお付き合いでは、美容室経営者にとってやや怖さもあるかもしれません。

 

美容業専門ファイナンシャルプランナーの専任担当者が、美容室経営者と共に、戦略と戦術の話し合いができるからこそ、この外部留保(簿外預金)という方法が生きるのです。

 

2016年も残すところあと僅かですが、12月決算の法人美容室の対策はまだ間に合う可能性が大です。

 

もし気になる方は、お問い合わせください。




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ABOUTこの記事をかいた人

下道 勝

美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社、美容師求人動画サイトCM&JOBを運営する代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で日々更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。