美容室フランチャイズ契約書作成から4年【2020.10.2更新】

2020.10.2更新。

今から約4年前の2016年にこの記事を書いていましたね。今回のブログは過去記事を少し手直ししながら仕上げてみます。

 

かれこれ4年も経つと法律の改定(今年もありました)があったり、状況が変わったりと、今では当時よりアップデートされた美容室フランチャイズ契約書をひな形として、美容室社長とビジネスプランを作成しています。コロナで世界が変わり、美容業界でも採用も集客も教育も大きく変わりましたね。ポジティブな考え方をすれば、もしかしたら良いきっかけになった美容室もあるのではないでしょうか。

 

美容室フランチャイズに関連する記事は他にも多く書いていますが、美容師さん全員がFCオーナーへの道を選択するわけでもなく、全員が独立をするわけでもなく、全員が教育者やクリエイティブに進むわけではないですよね。言い換えると、未来において多くの選択肢を準備できていたり、キャリアプランを準備できている事で、今頑張っている美容師スタッフさん達の未来を照らす事ができるかもしれませんね。

 

私がこうして美容室経営の事や、美容室のキャリアプランについて書く記事の理由のひとつに「長期雇用」を実現した想いがあります。「長期雇用」なのに美容室フランチャイズの記事を書くのは、少し反している感じもしますが、キャリアを重ね熟練の技を持つ美容師さんの未来作りもあれば、独立のチャンスもあればと、さまざまな要望に応えられる準備のひとつと考えてもらえたら良いなと思います。

 

今ではブログを読んでくださった全国の美容室社長からのお問い合わせに対応したり、遠路はるばる東京の神保町までご足労いただき、がっちり勉強会を行ったりもしています。2016年に書いた記事の頃より、たぶん数段レベルアップもしていると思います。もし良かったらこのまま読み進めてみてください。

 

美容室キャリアプラン

いつもご覧くださいまして、ありがとうございます!何ヶ月もの時間をかけて策定してきました、美容室フランチャイズ契約書も今回で最終調整で完成します!(2020,10,1現在アップデートした契約書のひな形で打ち合わせを進めています)

 

美容室経営者と、美容業界に精通した弁護士・税理士と、私の4名で作り上げたこの契約書は、おそらく美容業界におけるフランチャイズシステムのモデルケースになるのではないかと思います!現在40代又は50代の美容室経営者の悩みの中には、将来の不安であったり、育てたスタッフの流出など、後を絶たない悩みを抱えているではないでしょうか。

 

キャリアプランを作る意味

アシスタント時代から育て、スタイリストに成長した頃、昨今では後輩になるアシスタントの入社が難しくなってきていますよね。美容室の現場では、アシスタントの入社が極端に、難しくなった事から、デビューしたスタイリストでも、サロンワークはアシスタント業務という状況がやむを得ない体制になってしまっている美容室もあります。

 

そこに「即入客可」を見てしまうと、スタイリストの肩書を持つ以上は「切りたい」わけですから、結局のところ離職に繋がってしまうというスパイラルになってしまったりする。

 

もしかしたら、それが今回の美容室フランチャイズ作りに一役貢献できるかもしれません。また、スタッフのほとんど全てがスタイリストの美容室も多く、アシスタントがいない分、生産性は高いし、収益も十分確保できる状態で、今の美容室経営的には問題ないが、アシスタントがいればもっと売上を伸ばせると考える美容室経営者も多い。

 

増収減益

少子高齢化がジワジワ向かってきているのではなく、日本の状態は、急激に少子高齢化に向かっています。データによると、昨年の美容学校の卒業生は確か1万人位でした。それが現実の様なのです。

 

これからも、離職率の高い新卒採用の狭き門という事を中心に美容室の戦略を組むのもひとつの戦略だと思いますが、美容業界の習性として、狭いマーケットに向かう傾向があると思うのです。

 

新卒採用と育成という狭きマーケットに向かうケースや、高単価を支払える狭い所得層である高所得者向けの美容室作りに向かったり、日本全体の約80%が一般層と言われる平均所得400万円前半の所得事情で、単価アップを余儀なくされた状態だと、結局来店サイクルが伸びてしまい、年間でのお客様の来店回数が1回減ってしまって、結局減益になってしまったり。

 

客単価が上がって、収益が落ちては、美容室の経営は維持できません。客単価が上がれば、利益が上がる場合と、利益が下がる場合がある事を知ってほしいのです。どんなお客様に来て欲しいかの、お客様ペルソナは賛成ですが、来店して欲しいお客様像に向けた発信も大事ですが、お客様に合わせる、マーケットに合わせる、そんな美容室が案外少ないのも現状に思えるのです。

 

美容室フランチャイズの構築は「カラー専門店」の様なフランチャイズモデルではありません。美容室経営者、美容師、お客様が共にバランス良く「ALL WIN」の関係性を作るための仕組みなのです。

 

美容室マーケティングの視点を変える

年齢マーケティングは、ペルソナ上では、30代や40代の人に来て欲しい。性別では、女性のお客様を中心とした美容室作り。現に、その通りのお客様がご来店してくださっている美容室も数多くあると思います。30代〜40代は最も美容にお金をかけられるのかもしれません。美への意識も高いでしょうし。

 

この年齢マーケティングと、性別マーケティングにプラスした、マーケティングとしては、「お財布事情」も考慮するべきだと思うのです。

 

美容室フランチャイズの本稼働は2018年

美容室経営者、美容師、お客様が皆が良くなる為の仕組み作りは、今すぐにでもある程度機能しますが、2017年の1年間はモデル店舗作りで、「ダメ探し」をして修正し、机上論と現場論をミックスして、完成に近づくでしょう。

 

来年の2017年や再来年の2018年の頃には、もっとスタッフに任せていきたいと考えたり、今の店舗の売却を考えたり、支店を店長に譲ってフランチャイズ化したいと考える美容室経営者も増えると思うのです。だから今こうして、骨格である美容室フランチャイズ契約書の策定に多くの時間を割いたのです。

 

この動きは、将来どこかの美容室経営者の役に立てるのではないかと思い、準備しておいたのです。

 

2020年の追加文章

2016年から考えて作り上げた、美容室フランチャイズ契約書ですが、私の過去記事でGoogle検索でも常に1位を獲得しています「美容室業務委託契約書ひな形」の記事にもあるような契約書の全公開をフランチャイズにおいては行いません。理由はとてもシンプルです。

 

使い方を間違えて欲しくないんです。仕組みを正しく構築して、昔の美容業界にありがちな「ロイヤリティだけ支払って何もしてくれない」状況を作りたくないんです。その状況はお互いが納得できない結果になると思うので。

 

過去の産物におけるロイヤリティではなく、未来を共に歩む為のロイヤリティが正しいはずです。だからその仕組みが必要だと思います。契約書内にある「甲と乙」にはそれぞれの役割が記されています。それがそれぞれのこれからの仕事です。

 

ぜひ相談にお越しください。すでに全国からたくさんの美容室経営者がお見えになっていますので。

 

過去記事を少しリンクしておきますね。

 

2020.8.19記事

美容室2号店を店長に譲ってFCにしたいという相談

2020.7.8記事

美容室フランチャイズ(FC)がコンビニFCや飲食FCと違う理由

2019.4.28記事

美容室フランチャイズという言葉がイマイチな理由はコレかも?!

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