美容室社長OSHINOBIセミナーでお話している「内部留保・外部留保」の使い方として、とても効率が良い方法といえば、美容室の改装資金かなーと思っています。
美容室を新規オープンする時には、カッコイイ内装デザインにしたい、かわいい内装デザインにしたいと、夢が膨らみますよね。
お金が有り余る程あって使っていいのであれば、遠慮なくカッコイイ内装デザインにも、かわいい内装デザインにもお金の糸目を付けずに作るでしょうけど、ビジネスで考えると、通常は返済できる範囲であったり、予算を決めてデザインする事の方が多いでしょう。
今回の記事は、美容室の内装デザインはどれが良いのか?ではなく、改装に着目して、お金の流れを考えようと思います。
美容室の内装は何年目くらいで改装しますか?
せっかくカッコイイ内装デザインを造作しても、手入れがままならないと痛みが早いですよね。
そこはさすが美容師さんでして、皆さんしっかり掃除もし、床を磨いてキレイな状態な美容室が多いですよね。
とは言え、経年劣化と共に、セットイスが傷んできたり、床材が剥がれてきたり、壁が少しづつ変色したりと、時間と共に劣化は進むものですよね。
美容室社長の皆さんは、何年くらいで改装を考えていますか?
5年くらいですか?
7年くらいですか?
10年くらいですか?
中には10年以上キレイな状態を維持されている方もいらっしゃいます。
美容室の顧問税理士によって違う?減価償却
今まで相当数の美容室顧問税理士さんにお会いした時に、内装造作についての減価償却は、何年で償却していますか?の質問をしてみると、なぜか大きくわけて2通りの回答がきます。
税理士さんの共通の減価償却は、器具について30万円以上のものは5年と、皆さん同意見。
ただし、内装の造作の減価償却ついては「10年」と回答する税理士さんと、「15年」と回答する税理士さんがいらっしゃいます。
この違いについて、私がとやかく言うつもりは全くありませんが、「改装」を絡めて考えると大きな違いがあります。
美容室の内装デザインの価値期間
美容室の内装造作の価値期間は、減価償却の期間とおおまかには「=」と考えていいのかもしれません。
器具についての価値は「5年」という事になります。
けれど、税理士さんによって内装造作の減価償却を「10年」としているケースと「15年」としているケースによっては、こんな違いが生まれませんか??
例えば内装造作の減価償却を「15年」としている税理士さんが担当していて、新規オープン10年目に改装したと仮定してみると、「残り5年分の減価償却分」が残っているという事になりますよね。
言い換えれば、「あと5年分の未来の経費」があるという事です。
美容室の改装を行う際に、その時に掛かった費用の一部(1年目原価償却部分)と、「あと5年分の未来の経費」の合計が、その期の経費に計上されるという事になります。
美容室の改装初年度は経費が多い
「1年目原価償却部分」+「あと5年分の未来の経費」の合計が今期の経費になるとう事は、結構な額の経費になるという事は、美容室OSHINOBIセミナーでお話している「内部留保・外部留保」の「出口効果」には最適ではないでしょうか?
皆で頑張って得た会社の利益を「外部留保」し、その外部留保の出口として現金化するタイミングを「改装」時期に合わせて現金化すると、その現金が「雑収入」として会社に振り込まれると「収入」になります。
「1年目原価償却部分」+「あと5年分の未来の経費」の合計が大きな経費という「マイナス」と、「雑収入」として会社に振り込まれる「収入」がプラスと考えると、ピッタリとは言い切れませんがおおよそ「相殺」できると考えられます。
この戦略を実践する事で、改装初年度に大きな経費計上を消す事ができますよね。
その結果、キャッシュフローというお金の流れを良くなるし、初年度から利益が出る可能性も高まりませんか?
美容室のお金事情
法人の美容室では、社会保険費用の圧迫と、美容師さんの採用コスト、集客コストと、嫌でも出ていくお金で経営そのものが不安定になっていませんか?大丈夫ですか?
美容室の社長の仕事は、サロンワーク以外にもたくさんありますよね。
お金の事もとても重要です。
是非タイミングが合ったり、機会があれば「美容室社長OSHINOBIセミナー」をやりましょう。
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